tips/misc/CVS タグ間で更新されたファイルのリスト作成 のバックアップ(No.2)
- バックアップ一覧
- 差分 を表示
- 現在との差分 を表示
- ソース を表示
- tips/misc/CVS タグ間で更新されたファイルのリスト作成 へ行く。
- 1 (2008-05-14 (水) 02:17:38)
- 2 (2008-05-18 (日) 17:21:06)
CVS タグ間で更新されたファイルのリスト作成 †
CVS を利用している場合に、大きな改訂(バージョンアップ)があった場合など、
どのファイルが更新されているか知りたい場合があります。
ant の機能を利用すると、タグ間(あるいは日付間)のファイルの差異を
XML あるいは html 形式で出力することができます。
事前準備 †
- ant をインストールしてください。 ちなみに Eclipse であれば、ant の機能(多分 jar)を内部に持っているので ant 単体のインストールは不要です。
- コマンドラインで扱える cvs クライアントをインストールしてください。 Windows であれば、tortoiseCVS などもコマンドライン用 exe を持っているようです。 (cvs.exe。元は CVSNT という別のモジュール?)。 この exe のあるフォルダを環境変数 PATH に追加しておいてください。
- CVS のリポジトリへの接続が pserver の場合、下記コマンドで事前にログインしておいてください。
% cvs -d :pserver:(ユーザー名)@(リポジトリ) login
手順 †
- 下記のような内容で build.xml (ant のビルド情報を保持するファイル)を作成してください。
<?xml version="1.0" encoding="Windows-31J"?> <project name="PROJECT_NAME" default="cvstagdiff" basedir="."> <target name="cvstagdiff"> <cvstagdiff cvsRoot=":pserver:CVS_USER@axisrepo:/opt/cvsroot" destfile="target/tagdiff.xml" package="PACKAGE_NAME" startTag="START_TAG" endTag="END_TAG" /> <xslt in="target/tagdiff.xml" out="target/tagdiff.html" style="./tagdiff.xsl"> <param name="title" expression="CVS Tag Diff"/> <param name="module" expression="."/> <param name="cvsweb" expression="../"/> </xslt> </target> </project>
<<各項目の説明>>
- 結果ファイルの整形に必要な tagdiff.xsl ファイルを、
build.xml と同じディレクトリに保存してください。
tagdiff.xsl ファイルは、ant をインストールしていれば ant の etc ディレクトリにサンプルがあります。
(tagdiff.xsl をコピーする代わりに、ant 内のオリジナルファイルを用いてもかまいません。 その場合、build.xml 内の style="./tagdiff.xsl" を オリジナルファイルのパスに書き換えてください)
- ターゲット cvstagdiff を指定して ant を実行してください。
- コマンドラインから実行する場合は
% ant cvstagdiff
- Eclipse から実行する場合は
build.xml を選択し、右クリック ->「実行」->「ant ビルド...」-> ターゲット cvstagdiff を選択
上記を実行すると、target ディレクトリの下に tagdiff.xml, tagdiff.html というファイル名で 差分のリストが出力されます。