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CVS タグ間で更新されたファイルのリスト作成

CVS を利用している場合に、大きな改訂(バージョンアップ)があった場合など、 どのファイルが更新されているか知りたい場合があります。
ant の機能を利用すると、タグ間(あるいは日付間)のファイルの差異を XML あるいは html 形式で出力することができます。

事前準備

  • ant をインストールしてください。 ちなみに Eclipse であれば、ant の機能(多分 jar)を内部に持っているので ant 単体のインストールは不要です。
  • コマンドラインで扱える cvs クライアントをインストールしてください。 Windows であれば、tortoiseCVS などもコマンドライン用 exe を持っているようです。 (cvs.exe。元は CVSNT という別のモジュール?)。 この exe のあるフォルダを環境変数 PATH に追加しておいてください。
  • CVS のリポジトリへの接続が pserver の場合、下記コマンドで事前にログインしておいてください。
% cvs -d :pserver:(ユーザー名)@(リポジトリサーバ):(リポジトリルートパス) login

手順

  1. 下記のような内容で build.xml (ant のビルド情報を保持するファイル)を作成してください。
  1. ターゲット cvstagdiff を指定して ant を実行してください。
  • コマンドラインから実行する場合は
    % ant cvstagdiff
  • Eclipse から実行する場合は
    build.xml を選択し、右クリック ->「実行」->「ant ビルド...」-> ターゲット cvstagdiff を選択

上記を実行すると、target ディレクトリの下に tagdiff.xml, tagdiff.html というファイル名で 差分のリストが出力されます。